【初心者におすすめ】誰でもできるインデックス投資を詳しく解説!

「将来に備えて資産を作りたい」と思われている方たちが増えてきています。恐らく2019年に金融庁が報告した老後2000万円問題が大きく影響しているのでしょう。それと同時に2020年のコロナショック以降、ネット証券を始めとした証券会社の口座開設数が右肩あがりです。

そんな中で必ずと言って良いほど語られる「インデックス投資が最適解」とされる理論について、「果たして本当にそうなのか?」を考える必要があります。

私の結論としては「ベストでは無くベターを目指す」のであればインデックス投資をするべきだと考えています。この記事を読まれているあなたにとってインデックス投資が最適解なのかどうか分かるように解説していきます

目次

インデックス投資とは?

インデックス投資をする上で”ファンド”と言うキーワードが出てきます

インデックス投資とは、投資家が投資のプロ達に資金を預けることで大きな資金を作り、投資家の代わりに運用してもらう方法のことです。この集まった資金や仕組みをファンドと言います。

ファンドにはインデックスファンドアクティブファンドと呼ばれる2つのカテゴリーが存在します。

インデックスファンド

インデックスファンドとは株価指数に連動することを目指したファンドです。

えっと・・・株価指数って何?

株価指数とはニュースで良く耳にする「日経平均」「NYダウ」などの特定の株式市場の値動きを把握するために使われている指標となる数値です。指数を英語でインデックスと訳すことからインデックスファンドと呼ばれています。

つまり、日経平均に連動したインデックスファンドの場合では日経平均が10%上昇すれば対象のファンドの価格は10%増え、日経平均が10%下がれば対象のファンドの価格は10%減ることになります。(ここではコストや乖離率などは考慮していません)

インデックスファンドの特徴として多くの企業が組み込まれた詰め合わせパックと表現されることが多いです。これは株価指数そのものに理由があります。先ほどと同じく日経平均で例えると、日経平均は東証1部に上場している企業のうち225社の平均を取ったものです。そのため日経平均インデックスファンドを購入した場合、一度に225社に投資したことと同意義になるのです。

アクティブファンド

対するアクティブファンドは株価指数を上回るパフォーマンスを目指したファンドになります。

え?だったらアクティブファンドの方が絶対いいじゃん!

確かにこの書き方であればアクティブファンドの方が優秀に見えるかも知れません。しかし、株価指数を上回るパフォーマンスを目指すのであって上回るパフォーマンスになるとは限りません。

インデックスファンドに比べ、ごく一部あるいは短期的にアクティブファンドが大きなリターン(利益)を上げることは実際にあります。ですが、多くのアクティブファンドがインデックスファンドに敵わないことが過去のデータで証明されています。

S&Pインデックスにおける2001年~2016年のデータによるとアクティブファンドがインデックスファンドに負けてしまう確率はおおよそ90%だと言うことが分かっています。「インデックス投資は勝者のゲーム」より

このことから初心者がコツコツと積み立てて長期で運用していくのであればアクティブファンドでは無く”インデックスファンドが適している”と考えます。

インデックスファンドとアクティブファンドの比較早見表

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インデックスファンドアクティブファンド
特徴株価指数への連動を目指す株価指数を上回ることを目指す
コスト(手数料)プロが不必要な売買をしないので安いプロが積極的に売買をするため高い
分散多くの企業や国に分散されている特定の業種やコンセプトに集中
運用期間長期的な運用がオススメ短期的な運用なら一矢報いるかも

投資信託とETF

インデックス投資をする上で対象となる投資商品が2つあります。それらは”投資信託”と”ETF“と言うものです。

ETF・・・?投資信託はなんとなく聞いたことあるけど・・・。

先ほどの項目でファンドを理解して頂けていれば、どちらも似たような商品ですので難しく考えなくて大丈夫です。それぞれを分かりやすく解説します。

投資信託

投資信託とは、投資家が投資のプロ達に資金を預けることで大きな資金を作り、投資家の代わりに運用してもらう方法のことです。

あれ?さっきも同じこと言ってなかった?

そうなんです。まさに投資信託と言う仕組みこそがファンドと呼ばれるものになります。投資家が運用のプロに大事なお金をじてすから投資信託です。

投資信託は証券会社や銀行などが販売している金融商品で株式市場には上場していませんので、株式市場で売買するのではなく販売会社から購入するイメージです。

ETF(上場投資信託)

一方、ETFはExchange Traded Fundと言う株式市場に上場した投資信託です。

やれやれ・・・また難しいことを・・・。

そんなに大きくは違いません。ここでいう「株式市場に上場している」というのは株式のように売買が出来てリアルタイムで価格が変動するととりあえず解釈してください。

投資信託と比較して運用し続ける中でのランニングコストが安い傾向があります。

投資信託とETFの比較早見表

投資信託ETF
大きな違い株式市場に上場していない株式市場に上場している
買い方証券会社を通じて株式市場で売買の注文ファンドを販売している会社(証券会社や銀行など)で注文
価格の動き1日1回変動する株式のようにリアルタイムで変動する
取引のタイミング注文した翌営業日株式のようにリアルタイムで取引が可能
手数料(インデックスファンドの場合)運用会社や販売会社などETFより関わる会社が多くやや高めの手数料関わる会社が少ないため投資信託より若干安い手数料

どんなファンドを選べば良いの?

では具体的にどのようなファンドを選んでいくのが良いかを考えていきましょう。基本的には以下の原則を守って頂くことがオススメです。

コストが低い

インデックス投資をする上で最重要項目コストの低いインデックスファンドに投資することです。

投資商品は必ず上昇したり下落したりを繰り返します。インデックスファンドを運用していく場合も同じです。運用をしている間は好景気だろうと不景気だろうと必ずコストがかかり私たちの手元から差し引かれます。

インデックスファンドを購入する際にかかる手数料は大きく分けて2つあります。一つ目は経費率で年率で計算されます。二つ目は購入時手数料で注文し購入した際に発生する手数料です。

経費率はどのファンドにも必ず存在しますが、購入時手数料は無料のものがあります。これをノーロードと呼びます。購入時の手数料を払うのは不合理な選択だと言われています。

たかだか1%くらいの手数料なら大丈夫じゃないの?

いいえ、基本的には余計なコストは払ってはダメです。なぜならどれだけ良いパフォーマンスを出しても手数料を差し引いたあとで私たちの手元に残るリターンは低コストのインデックスファンドに負けてしまうからです。

以下に過去25年のコストとリターンの関係性を表した図表を掲載します。代表的なインデックスファンドであるS%P500とアクティブファンドをコスト順に4分割したものです。

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コストの4分位総リターン経費率予想回転率総コスト純リターン
1(最もコストが低いアクティブファンド)
10.3%0.71%0.21%0.71%9.4%
210.6%0.99%0.31%1.30%9.3%
310.5%10.1%0.61%1.62%8.9%
4(最もコストが高いアクティブファンド)10.6%1.440.90%2.34%8.3%
S&P500インデックスファンド9.2%0.040.04%0.08%9.1%
引用:インデックス投資は勝者のゲーム 図表5⁻1株式投資信託のリターンとコスト(1991~2016年)を一部改変

このようにアクティブファンドがインデックスを上回るリターンを叩き出したとしても結果的に高コストなアクティブファンドは手数料負けをしてしまう形になります。目先のリターンだけでなく必ずコストにも目を向けましょう

多くの国や地域に分散する

歴史を振り返ると世界の覇権を握る国家は変わり続けています。16世紀のポルトガル、17世紀のオランダ、18、19世紀のイギリス、20世紀~21世紀の現在まではアメリカが覇権を握っています。

アメリカはたった1つの国で全世界の約60%弱もの時価総額を持った国家です。しかし、歴史から学ぶのであれば未来永劫アメリカの栄光が続くとは限りません。(ちなみに日本は7%程度)

1つの国や地域に集中的に投資するのではなく多くの国や地域に分散しながら投資していく事でリスクを分散することが重要になってきます。このことを「卵を1つのカゴに盛るな」と表現されることが多いですが、まさにその通りだと考えています。

純資産額が多い

投資信託には繰上(くりあげ)償還と言って資金があまりにも集まらなくなった場合に投資家に資金を返還し運用を終了することがあります。純資産額があまりにも少ないとこのような事態が起き、その時点での価格で返還されてしまうので注意が必要です。

そのため、投資信託やETFを選ぶ際には純資産額にも注目すると良いかも知れません。運用会社や販売会社が異なるだけで、全く同じ株価指数に連動している商品があります。人気のS&P500であれば代表的なものでETFでは3種類、投資信託は2種類存在します。

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S&P500連動型ETF運用会社設定日経費率純資産額
VOOバンガード2010/09/090.03%約19.8兆円
IVVブラック・ロック2000/05/190.03%約25.5兆円
SPYステート・ストリート1993/1/220.09%約33.8兆円
いずれも2021/2/21時点

ETFではVOO.IVV.SPYが御三家と言って良いでしょう。これらの純資産額はいずれも数十兆円規模の巨大ファンドばかりです。その為、純資産額ベースでは無く経費率からみるのが良いと思います。

この3つであれば経費率の低いVOOiVVがオススメなんだね!
続いて投資信託を見てみよう!

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S&P500連動型投資信託運用会社設定日経費率純資産額
eMAXIS slim 米国株式(S&P500)三菱UFJ国際投信2018/07/030.0968%約2841億円
SBI・バンガード・S&P500SBIアセットマネジメント2019/09/260.0938%約725億円
いずれも2021/2/21時点

この2つの投資信託を見比べてみると経費率は0.003%しか変わりませんが、純資産額は約4倍もの差があります。

eMAXIS slimシリーズは業界最安の手数料で提供をするというコンセプトを持った投資信託ですのでその姿勢が評価されて資金が集まっているのだと言えます。(ちなみにSBI・バンガード・S&P500も変わらない水準の素晴らしいファンドです)

このクラスの大型ファンドであればどれを選んでも大して変わらないから、悩む時間があればまずは小額から購入してみてもいいかも!

一括投資と分散投資

インデックス投資の特徴や選び方はなんとなく分かったけど一度に買うのは怖いなあ・・・

インデックスファンドの長期運用において買い付けるタイミングには、一括投資と分散投資の2つあります。それぞれの特徴を見て見ましょう。

この項目で言う分散投資は買い付けるタイミングのみを言います。地域や国の分散は別の項目で説明しています。

一括投資

基本的にまとまった資金があるのであればインデックスファンドは一括投資が推奨されています。これは私の意見ではなくバンガード社などの運用会社が実際に推奨しています。

一括投資の方が大きな運用資産を動かせるのでリターンを得られる場合その恩恵を大きく受けることが出来ます。逆に下落相場においてはその損失もそのまま受けることとなります。

右肩上がりの相場なら一括投資が強い。

下落相場なら受けるダメージが大きい。

分散投資

分散投資は一度に全ての資金をつぎ込むのではなく、一定の期間内に分割しながら買い付けていく方法です。

メリットはリスクを軽減出来ることです。投資信託やETFの価格は絶えず上下しており、予測が非常に難しいです。

買った直後に下がってしまって元本割れしたらどうしよう・・・

このような方にとっては分散投資はオススメの方法です。しかし、あまり分散しすぎたりすると運用する資産が少なすぎて上昇相場の恩恵を受ける事が出来ません。

分散投資はリスクを軽減出来る。

分散しすぎると恩恵を受けにくい。

インデックス投資を学びたい人におすすめの書籍

今まで数十冊のインデックス投資本を読んできた私が厳選して6冊紹介しています。どれもベストセラーと呼ばれる名著で、中には50年も前から変わらず多くの投資家に読まれ続けているものもあります。

あなたのより良いインデックス投資の一助になると幸いです。

最後に

決してポジティブな情報だけを集めて都合の良い解釈をしないこと

インデックス投資における総論をお伝えしました。インデックス投資は決して完璧な方法ではありませんが、基本原則を守り、ブレない投資姿勢を貫くことが出来れば素人でもそれなりのリターンが見込める方法です。

長期運用がベースとなる方法なので、複数回の暴落を経験することもあるでしょう。その為には理屈やデータだけでなく下落相場と向き合うメンタルの在り方も必要となってきます。資産運用は簡単ではありませんし、奥の深いものです。

だからこそ「インフルエンサーが○○って言ってたから!」とか「○○会社のアナリストがオススメしてるから!」ではなく、自分自身が考えて決断するようにしてください。

理想のライフスタイルや資産形成をしていけるように、たくさん学んでいきましょうね!

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