【米国債券ETF】BND,SPAB,AGGの特徴と比較 暴落に備えた株式と債券の適切な割合は?

私たちが暴落の壁になろう。なんなら分配金もだせるよ。

目次

債券とは

国や政府、企業(ここでは全て発行体と呼ばれる)が発行する有価証券を債券といいます

債券には保有期間が定められており、それを満期と呼びます

投資家が発行体にお金を貸す代わりに借用証書として債券を手にすることで得られるメリットがあります

それは、発行体が破綻(倒産)しない限り満期まで債券を持ち続ける事で金利をもらうことが出来ることです

債券と株式の違い:所有権か金貸しか

債券と株式の大きな違いは企業の株主になるか、金貸しになるかです

株式であれば業績に応じた見返りが期待できますが、株主は企業の業績が不調の場合もダメージを受ける事になります

一方、債券の場合は株式と比較すると業績に関係なく決まった金利の中で配当金が支払われるため、ローリスクな傾向があります

株式債券
企業との関係企業の所有者(株主)になる企業へお金を貸す(貸し手)になる
リスク債券と比較すると高い株式と比較すると低い
収入企業の業績や裁量による配当金定期的に金利(クーポン)が支払われる
業績との関係好調なら株価や配当金の増額する可能性がある
不調なら株価や配当金が減額する可能性がある
金利の支払額は決められている

債券をETFで保有するメリット

満期まで持ち続けなくて良い

ETF(上場投資信託)であれば株式のように市場で売買できるので、債券そのものを直接的に買うよりも自由度が高いです

債券も分散投資

国債や社債などの種類や短期や長期などの期間で分類すれば色々なタイプがあります

それぞれに特徴がありますが、1つの債券を選ぶよりETFでまとめて保有してしまえば債券も分散投資ができます

暴落時のクッションになる

債券も株式と同様に金利の変動に伴って値動きがありますが、株式と比べ値動きはマイルドです

後述しますが、暴落時のマイナス幅を減らすことが出来るため資産におけるクッション材の役割を果たします

米国債券ETF(BND,SPAB,AGG)の特徴

米国債券ETFの中でも債券市場全体に連動しているETFを紹介します

ページの最後にファクトシートを添付しておくので詳細はそちらで確認をお願いします

BND:バンガード・トータル債券市場ETF

BNDはバンガード社が運用しており、ブルームバーグ・バークレイズ・キャピタル総合債券指数に連動する投資成果を目指したETFです

SPAB:SPDR ポートフォリオ米国総合債券ETF

SPABはステートストリート社が運用しており、ブルームバーグ・バークレイズUSアグリゲート指数に連動する投資成果を目指したETFです

AGG:iシェアーズ・コア米国総合債券市場ETF

AGGはブラックロック社が運用しており、ブルームバーグ・バークレイズUSアグリゲート指数に連動する投資成果を目指したETFです

米国債券ETF(BND,SPAB,AGG)の比較

2021年1月末時点BNDSPABAGG
基準価格87,32ドル30,53ドル117,17ドル
純資産額70,288億ドル5,560億ドル86,276億ドル
設定日2007年4月3日2007年5月23日2003年9月22日
直近配当利回り1,91%2,14%1,96%
経費率0,04%0,04%0,04%
保有銘柄数11,9848367
下落率(コロナショック時)14,36%13,57%11,32%

経費率

経費率はBND・SPAB・AGGの全てがVOOやVTIに肉薄する0,04%と非常に低コストです

経費率の観点からは横並びで甲乙つけがたいものになっています

直近配当利回り

BNDが1,91%、SPABが2,14%、AGGが1,96%とややSPABに軍配があがります

チャート

①1年チャート(2020年2月~2021年2月)

②5年チャート

いずれもほぼ同じ動きをしていることが分かります

どれも米国債券市場に幅広く分散されていますが、5年チャートを見る限りではAGGが最も良くてSPABが最も低いといえます

ただし分配金を再投資した場合の計算をしていないのでそちらの順番は分かりません

おそらく大きくは変わらないと思います

債券価格とコロナショック時の最大下落率

BNDSPABAGGVOO
コロナショック前の最高値89,32ドル31,39ドル119,27ドル311,59ドル
コロナショック時の底値76,49ドル27,13ドル105,77ドル205,55ドル
最大下落率14,36%13,57%11,32%34,03%

VOOの最大下落率が34,03%だったと考えると暴落時のクッションとしてどれも優秀です(当たり前ですが)

特にこの数字から読み取れるのはAGGが最もクッション材になっていると言うことです

ただし、これら3種類のETFは上下2%程度の差ですので気にしなくてもいいとも思っています

年代別アセットアロケーションを学ぶ

債券の特徴を理解したところで具体的にどれくらい債券を保有すればいいのかを考えてみましょう

私の持論ではなく、名著の著者が推奨するアセットアロケーションを紹介します

チャールズ・エリスVer.

チャーリーの年齢別資産配分計画
年齢層株式比率債券比率
20~30代100%0%
40代85~100%10~0%
50代75~85%25~15%
60代70~80%30~20%
70代40~60%60~40%
80歳以上30~50%70~50%

名著である敗者のゲームで有名なチャールズ・エリスのアセットアロケーションは攻めのポートフォリオと言えます

それは若いうちは株式100%で組むことを推奨しています

なぜなら運用期間が長くとれるため、一時的な暴落も耐えられる可能性があるからです

老後に向かっていく中で少しずつ債権比率を増やしていく方針のアセットアロケーションです

バートン・マルキールVer.

バートンの年齢別資産配分計画
年齢層株式比率債券比率
20~30代75~90%25~10%
40~50代65~75%35~25%
60代45~65%55~35%
70代35~50%65~50%
80歳以上20~40%80~60%

こちらも名著のウォール街のランダムウォーカーの著者バートン・マルキールのアセットアロケーションです

バートンの場合は若い20~30代においても債権を組み込む守りのアセットアロケーションであることが特徴です

ただしチャールズと同様でその比率は年齢とともに少しずつ増やしていけばOKだと言われています

投資の大原則:バートン・マルキール、チャールズ・エリス

これらのような投資における基本原則を学ぶことが出来る本の中で『投資の大原則』は最適だと考えています

ウォール街のランダムウォーカーや敗者のゲームは長年読み継がれている本ではありますが、初心者には少し難しい内容となっています

その2人の名著の生みの親が初心者に向けて書いた本ですのでぜひ手に取ってみてください

結論・まとめ

BNDもSPABもAGGのどれもが低コストで分散の効いた優れた債券ETFです

ご自身の投資方針や資産計画に合わせてどれくらい組み入れるのかを考えてみてください

やや過熱気味の株式市場において周りに流されず、投資の基本原則を守って運用していきましょう

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