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高配当株投資戦略「D-I-V指針」をカンタン解説 株式投資の未来

ぎん(@ginvesterPT)です。

高配当株投資にも色々な戦略があることはご存じでしょうか?

今回紹介するのは名著【株式投資の未来】を執筆したジェレミー・シーゲル博士が提唱するD-I-V指針です。

目次

こんな人にオススメ

✓CHECK
  1. 雰囲気高配当投資では無く理論を学びたい
  2. 長期投資+高配当投資の戦略を知りたい
  3. インデックス投資を上回る投資成績を目指したい

D-I-V指針とは?

D-I-V指針はDivident-International-Valuationの頭文字を取っています。

  • Divident:配当
  • International:国際
  • Valuation:バリュエーション

この3つの要素からなる戦略をシーゲル博士は未来へ向けた戦略だと訴えています。

それではD-I-V指針の言葉の意味を見てみましょう。

Divident

ディビデントは配当と言う意味で【株式投資の未来】では高いリターンを生む上で、配当金の重要性を繰り返し説いています。実際にこの高配当戦略は、1957~2003年のデータにおいてS&P500やダウ30種の双方を上回る投資成績でした。

配当を最大化することが企業が見せる株主に対する誠意だと記されています。

リターンとリスク

スクロールできます
対象概要$1000投資した場合の現在価値年率リターンリスクリワード/リスクレシオ
S&P10種S&P500大型株100銘柄の配当利回り上位10銘柄816620ドル15,69%17,70%0,645
ダウ10種ダウ工業株の配当利回り上位10銘柄493216ドル14,43%15,38%0,654
上位20%S&P500の配当利回り上位20%462750ドル14,27%19,29%0,530
S&P500インデックスファンドS&P500に連動130768ドル11,18%17,02%0,405
ダウ30種インデックスファンドダウ30種に連動183460ドル12,00%16,64%0,458
株式投資の未来 表17-1から抜粋

上の表は1957年~2003年のリターンとリスクを示しています。赤文字の高配当戦略はS&P500やダウ30種のインデックスファンドを遥かに上回るリターンです。大人気のS&P500インデックスファンドとS&P10種で年率4%以上の差が付きます。

それでいて1%にも満たないリスクの差には驚きました。表の右端のリワード/リスクレシオとは損益比率のことで、カンタンに言うと利益が出た時の利益額と損益が出た時の損失額の比率です。

どの高配当戦略を見てもインデックスファンドを上回っているのでリターンの上乗せが期待できます。

銘柄選定

では具体的にどのような銘柄を選べばいいのでしょうか?

5つの選択肢があります。

上位20%(トップイールダー)戦略

S&P500の配当利回り上位20%を選ぶ方法です。表の赤文字を参照してください。選び方は簡単ですが、銘柄数が多くなりすぎて管理しきれるかどうか・・・。

石油会社

石油会社は高配当・高リターン株として人気があります。エクソンモービル【XOM】やシェブロン【CVX】、ロイヤルダッチシェル【RDS】が有名ですね。

直近でも7%とか8%の配当利回りを見ると確かに高配当ですが、景気にかなり敏感で原油価格の影響をモロに受けることは知っておいたほうがい良いかも知れません。ただ、歴史をみるとやはり高いリターンをもたらしてます。

タバコ関連会社

石油会社と同様に高配当・高リターン株なタバコ関連会社はアルトリア【MO】やフィリップモリス【PM】が代表的な企業です。喫煙者は年々肩身の狭い思いをしているのだと思いますが、まだまだ多くの人がタバコを吸ってますね。

依存性のある嗜好品ですので企業も安定的に売上が立ちます。私はどちらかと言うと嫌煙家ですが、吸ってる人を見ると「あなたのおかげで配当を頂いています」と感謝の気持ちがちょっとだけ芽生えるので少しだけ喫煙者にも優しく出来ているかもしれません。

ダウの犬

個人投資家向けの戦略であるダウの犬は表で言う赤文字のダウ10種なんかも方法の1つで、NYダウの高配当銘柄を上位から数銘柄選ぶだけです。

毎年リバランスする際に上位銘柄を確認して均等に買い付けるだけでも高リターンの狙える戦略になります。

適当に感じるかも知れませんが、そもそもNYダウに選ばれている企業の中から選ぶので、それだけでも選りすぐりのポートフォリオになると思います。

REIT(不動産投資信託)

REITはメインの投資先というよりは、分散投資の意味合いが強いです。J-REITはオフィスへの投資が4割程度と偏りが結構強いので、海外REITのような比較的均等性の高いものも候補に挙げている方が多いようです。

International

インターナショナルは国際的という意味で世界のトレンドを認識し、シフト出来る柔軟性が問われます。

数百年の歴史を見ても覇権を握る国は100年単位くらいで変わってきています。

実際【株式投資の未来】でも国際的な分散投資に言及していて、シーゲル博士は「米国企業に60%、その他の企業の40%の投資比率が望ましい」と言っているようです。

でもこれって全世界株式インデックスファンドで出来ちゃうんですよね。

現在は米国に本社があってもグローバルな企業が増えてきているので理論が変わりつつあるかも知れませんが、時価総額ベースで国際的にも分散されていてリバランスもしてくれる全世界株式インデックスファンドは最適解の1つですね。

Valuation

バリュエーションとは評価と言う意味です。未来の企業価値より現在の企業価値が株式市場から低く見積もられている企業を探す手法で、成長性の高い企業はどうしても過熱気味になり、未来の価値を大幅に上回る株価を付けやすくなります。その為、相対的にPERが低い銘柄の方が高いリターンを出すことがあります。

長期投資では、このような成長の罠を避けながらバリュエーションの低い銘柄へ投資していくことが高リターンを生む戦略になります。

セクター戦略

投資先に選ぶセクターの候補は次の3つが挙げられています。これらはシーゲル銘柄と呼ばれたりします。

✓CHECK
  1. エネルギー(石油)
  2. ヘルスケア
  3. 生活必需品

石油

クリーンエネルギーへの転換が進んでいくなか、限りある資源である石油の将来的な価値は疑問です。ただ、人類がすぐに石油を手放すことも考えにくいです。2035年以降を見据えながらにはなると思いますが、現状はまだまだ需要のあるセクターだと考えています。

長期投資で考えるのであれば石油に限定するのではなくエネルギー全体を包括的に捉えているほうがリスクが少なそうです。ETFではバンガードのVDEが有名ですね。

ヘルスケア

ヘルスケアセクターは歴史的に極めて優秀なリターンをだしています。ジョンソンエンドジョンソン【JNJ】やファイザー【PFE】など切っては切り離せない企業が多く存在します。人類が続く限り求められるセクターだと考えています。VHTはヘルスケアの代表なETFですね。

生活必需品

名前の通り生活していく上で極めて重要性の高いセクターです。こちらも歴史を見るとヘルスケアセクターに次ぐリターンを出しています。

プロクターアンドギャンブル【PG】やコカ・コーラ【KO】、前述したタバコ企業のアルトリア【MO】やフィリップモリス【PM】などがあります。

確かに安定した売り上げを出し続けそうな企業が多いですね!こちらもバンガードがVDCというETFを運用しています。

シーゲル博士推奨ポートフォリオ

シーゲル博士の推奨するポートフォリオは

  • 全世界株式インデックスファンド50%
  • リターン補完戦略50%

たったこれだけです。

全世界株式インデックスファンド50%

説明するまでも無いですね。全世界株式における米国株とその他はざっくり3:2の比率なので、米国株30%、その他20%の比率で組み込むこととなります。

リターン補完戦略50%

シーゲル博士は4つの戦略の総称をリターン補完戦略と呼んでいます。

前述してきた戦略である

  • 高配当戦略
  • グローバル戦略
  • セクター戦略
  • バリュー戦略

これらを10%~15%程度の比率で組み合わせることで、それぞれの良い所を総取りしてインデックス投資を上回るリターンを得ようという貪欲さが良いですね。

まとめ

D-I-V指針は歴史を見る限りインデックス投資を上回る可能性を持った素晴らしい手法です。高配当株投資を中心に運用していきたい方には選択肢の一つとして知っておいて損は無いと思います。

今回紹介したD-I-V指針は【株式投資の未来】を見ればもっと詳しく解説されています。

個人投資家なら一読の価値あり!

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