【分散投資をする意味】リスクの種類や分散投資のメリット・デメリット

なぜ分散投資をするのかを理解するためにはリスクの種類を知る必要があります。リスクを理解すれば分散投資のメリットやデメリットが分かり、自分に必要な方法なのか考える事が出来ます。

目次

投資にともなうリスクの種類

投資は「必ず儲かる」ものではなく、様々なリスクがあります。そのリスクを知り、リスクとの付き合い方を学びましょう。

価格変動リスク

市場で取引されている株式や債券は需要と供給によって変動します。

需給の影響によって株式や債券の価格が下落するリスクのことを価格変動リスクといいます。

為替リスク

外国株式や債券などの場合、為替の変動によって相対的に下落する可能性があります。例えば、米国の商品をドル建てで買付した場合、円に比べてドルの価値が下がれば資産価値が下落します。

これを為替リスクといいます。

カントリーリスク

為替リスクに似ていますが、同じく外国株式や債券は外国の市場で取引される為、その国の地域や経済の影響を色濃く受けます。その時々の社会情勢によっては下落する原因になります

例えば自然災害や今年の大統領選などもカントリーリスクと言えます。

流動性リスク

市場の取引する量が少なすぎる、想定外の出来事により売買取引ができないなど取引高に異常をきたしてしまうことを流動性リスクといいます。

例としては企業の粉飾決算による上場廃止や、コロナ禍に起きたサーキットブレーカー、10月1日の東証のシステム障害による取引停止などが挙げられます。

信用リスク

財政難や経営不振によって投資先の企業が債務不履行、倒産するリスクのことを信用リスクといいます。

デフォルトリスク」「クレジットリスク」とも呼ばれます。

分散投資の種類

時間分散

投資可能な金額を全額一括で投資するのではなく、数回もしくは定期的に一定額を投資していく方法です。

ドルコスト平均法」が有名です。

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上図はインデックスファンドを買い付ける際のイメージです。価格が安い時にはたくさん買えるし、価格が高い時には少しだけ買えます。

素人や初心者では価格の変動は予測できない為、平均を狙っていくスタイルの手法です。

国や地域の分散

歴史を見ると16世紀のポルトガルから17世紀のオランダ、18、19世紀のイギリス、20世紀のアメリカと18,19世紀のイギリス以外は1世紀毎に覇権が変わってきました。

21世紀はまだアメリカの時代が続いていますが、いつどの国が覇権を握っていくのかは予測不能です。その為、ひとつの国の株式や債券に集中投資することはカントリーリスクで説明した通りです

いくつかの国、もしくは全世界への分散がリスクを軽減すると考えられています。

業種の分散

企業には様々な業種があります。

例えば、米国バンガード社のETFには10種類のセクター(業種)が存在します。

  1. 情報技術
  2. ヘルスケア
  3. 金融
  4. 生活必需品
  5. 公益事業
  6. 資本財・サービス
  7. エネルギー
  8. 一般消費財
  9. 通信サービス
  10. 素材

好不況の中でそれぞれのセクターが活躍するタイミングがあります。トレンドは変動していくのでセクター毎の分散も重要です。

銘柄の分散

セクター分散と同様に銘柄の分散も大切です。魅力的な銘柄がたくさんある場合にはどんどん増えてしまうかもしれません。

理論上は10~20銘柄程度が推奨されているようですが、一人ひとり投資に使える時間や管理できる能力は変わってくると思います。

自分に合った分散数は投資をしながら肌感で覚えていきましょう。

分散投資のメリット

分散投資のメリットは2つあります

  1. リスクが軽減できる
  2. 買付のタイミングを読まなくていい

リスクが軽減できる

これだけリスクを語ってきたので言うまでもありませんが、分散投資は何よりもリスクを分散する為に行います。「たまごを1つのカゴに盛るな」という投資の格言があります。10個の卵をひとつのカゴに盛るとカゴがひっくり返れば全て割れてしまいます。しかし、10個のカゴに分けて1個ずつ盛ればひとつがダメでも9個は残ります。

リスクを分散したいなら1つの銘柄に集中するのではなく、業種や時間・国を含めて銘柄選定をしていきましょう。

買付のタイミングを読まなくていい

時間分散で説明したドルコスト平均法をする場合、短期的な株価の値動きは予測不可能と捉えることとなります。名著「ウォール街のランダムウォーカー」でも短期的な値動きはランダムだと説明されています。

分散投資はタイミングを読めないのなら読まなくていいと割り切った手法でもあります。

分散投資のデメリット

分散投資にはデメリットもあります

  1. リスクをゼロにする訳ではない
  2. 一括投資よりリターンが下がる
  3. 短期投資には不向き

リスクをゼロにする訳ではない

あくまでリスクを軽減するものであってリスクをゼロにする訳ではありません。私の場合コロナショックでは26%の下落を経験しました。確かに分散している方が下落率を抑えられます。ですが、長期投資を行っていく上では必ず暴落を経験するので解釈をはき違えないようにしたいですね。

一括投資よりリターンが下がる

一括投資より、リターンが下がる可能性があります。

短期的な下落はありつつも長期的な視点では右肩上がりだと期待するものに投資する訳ですから、一括投資が出来れば当然期待するリターンも高くなる可能性があります。

ですが上の図のようなことはまずありえません。

この図のような値動きの時ももちろんあります。この時でも同じように一括投資をしたいと思うでしょうか?損失を抱えた際に動揺せずにいられるでしょうか?

分散投資はリスクを軽減するだけでなく精神的な負担も軽減してくれる方法です。

初心者に限らず大きなお金を動かしている投資家も推奨し実践しています。

分散投資はカンタンにできる!

分散投資をする上で考えて欲しい事、知っていて欲しいことが3つあります。

アセットアロケーションとポートフォリオ

資産配分を考える際にはアセットアロケーションとポートフォリオを組みましょう。投資・資産運用においても基本に忠実に規律を守った計画を立てていくことが重要です。

インデックスファンド:投資信託・ETF

投資信託には「インデックスファンド」と「アクティブファンド」が存在します。その中でも特にインデックスファンドは分散に優れたファンドです。多いものだとインデックスファンド1つで約8000銘柄に分散投資できます。

まとめ

分散投資には大きなメリットがあります。

  • リスクが軽減できる
  • 精神面の負担も軽減できる

時間をかけて資産形成を行っていくには必須といえる考え方だと思っています。

取れるリスク、取れないリスクをきちんと判別して適切な運用を行っていきましょう。

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