【資産形成のガイドブック】”投資の大原則”を要約&レビュー

私が投資や資産形成を始めるにあたって読んだ本の中でも、「投資の大原則」はとても読みやすく内容が理解しやすいものでした。その内容の中でも特に私が実践し必要だと思っていることを紹介したいと思います。

資産形成の基本の「キ」を学びましょう。

目次

初学者にオススメな「資産形成のガイドブック」

この本は投資の世界では名著と言われている「ウォール街のランダムウォーカー」を書いたバートン・マルキールと、これまた名著「敗者のゲーム」を書いたチャールズ・エリスが共作した言わば「投資のガイドブック」です。

「ウォール街のランダムウォーカー」は1973年に初版が発売されて以来、投資の原則はそのままに、時流に合わせながら改定し50年近く読み継がれている本です。

「敗者のゲーム」は全米で100万部以上売り上げており、投資の手法では無く、目的に沿った基本的な投資方針を守ることを一貫して伝えてくれます。

ただし、これらの本に言えることは初心者の入門書としては専門的なワードが多く、ウォール街のランダムウォーカーにおいては512ページとなかなかのボリュームです。

ですが、この投資の大原則は「出来るだけシンプルに。しかし、シンプルすぎないように」のコンセプトの元、初学者向けに書かれている本です。

実践を推奨している9つのルール

とにかく簡潔な内容にギュッと凝縮すると9つのルールに集約されます。

投資の基本は貯蓄から

お金を貯める為に必要なことはとてもシンプルです。収入に対して支出を下げることたったこれだけです。支出をコントロールできない人に貯蓄することは出来ません。堅実な暮らしをし、若いうちから節約に努め、一定額をコツコツと積み立てることが近道となります。

支出のコントロールとは「浪費をするな」ではなく「本当に必要か」を問いながら行いましょう。今を生きることも人生においては尊重されるべき生き方です。我が家では外食や旅行などもしたいので、あらかじめ支出の中に計算して入れています。

会社と国に手伝ってもらう

日本ではNISAやiDeCoといった制度があります、あなたはこの制度を利用していますか?2020年調べのNISA、つみたてNISA口座数はそれぞれ727万口座、133万口座です。これは加入対象者全体の28.5%だそうです。

iDeCoに関しては、2019年の調査では国内の加入対象者数に対し1.9%しか利用していない事が分かりました。

こんなにも国や会社が貯蓄や資産形成を支援する為の税制を用意しているのに国民の多くは利用していないんです。生きていく上で税金は免れません。しかしそれを節約する方法はあるのです。

NISAやiDeCoのような節税制度を利用し、余計な税金を払わないようにしましょう。ただし、それぞれの特徴を理解した上で必要なものを選択することが重要です。私は夫婦でつみたてNISAのみ利用しています。

現金という資産も必須

私たちのライフステージにおいて不時の出費は間違いなく起こるでしょう。ということは、全てを流動性や変動性の高い株式などに投資しておくことは危険です。

投資の大原則では「6か月分の生活費」は現金として蓄えておこうと提案されています。

この項目に関して言えば、生活水準や家庭環境に合わせて考える必要があると思います。ちなみに私は「1年分の生活費(高めに見積もって300万円)」をキャッシュで保有しています。

生命保険の確認

バートン・マルキールとチャールズ・エリスは生命保険は必要だと提案しています。しかし、終身保険は不要とも言っています。なぜなら保険は自分だけではカバー出来ないケースや何年も働けないという不足の事態の為にかけるものだからです。

例えばあなたが独身で、事故や病で亡くなった時にお金を残す必要はありません。また、所帯を持ち子供がいたとしても、子供が自立したあとであればその必要性は低くなるでしょう。

奥さんが専業主婦で奥さんの老後を心配するのであれば、保険ではなく資産を作る方に回すべきだというのが二人の意見です。実際、終身保険には余計なコストがかかっていますので、保険の役割と貯蓄は別々で考えた方がいいと思います。

生命保険は自分の生活の背景や将来のビジョンに合わせて上手く使いましょう。保険は理屈っぽい計算だけでなく「安心」を買うものと考えるのも決して悪いことではないです。私は迷いなく生命保険に加入しています。

とにかく分散投資

個別銘柄をいくつか保有することよりも、地域や資産の分散が必要だと説いています。アメリカだけでなく新興国などの世界分散をし、債券なども織り交ぜながらアセットアロケーション、ポートフォリオを構築していくことが短期的にも、長期的にもリスクを軽減出来る方法だといいます。

私は楽天VTI、妻は全世界株式がコアです。分散投資を知る為には投資に伴うリスクの種類を学びましょう。

クレジットカードのローンはダメ

カードローンやリボ払いは非常に利息が高く資産形成においては強くマイナスに働きます。もしカードローンやリボ払いをしてしまっている人がいるなら一刻も早く全額返済をするべきです。9つのルールの1つ目で紹介た支出のコントロールを心がけましょう。

ローンを組まざるを得ない支出は「本当にローンを組むほど必要なのか?」を考えて行いましょう。私は人生で一度もローンを組んだことはありません。ただし、私は田舎生まれ田舎育ちですのでマイホームが欲しいという夢はあります。

短期運用への衝動は無視

人は誰でも楽をして簡単にお金持ちになりたいと思っています。ですが、そんなことは不可能です。生まれながらに裕福な家庭か宝くじが当たるくらいでしか無理です。

投資家にとっての最大の失敗は、衝動に駆られて冷静さを失うことと群集心理に流されることです。マーケットはランダムウォークで予測することはとても難しく、「自分は違う」と安易に戦おうとすると自ら不要な売買を行い、リターンを下げます。

暴落時や暴騰時にいかに長期投資の原則を守り、うろたえずにいられるかがリターンを引き上げる大事なマインドになります。

インデックス投資が最適解

著者2人の主張は常に一貫しています。市場を構成する全ての株式を組み入れるインデックスファンドが一番単純で好成績を残していると言う主張です。

少数の優れた投資家やアクティブファンドがインデックスファンドを上回ることはあるでしょう。市場平均を上回る優れた投資家になれる自信があるのであれば、この本を読むことはオススメしませんし、この記事も不要だと思います。

ベストでは無くベター」を狙うインデックスファンドは無能な投資家でも戦える優れた方法です。

投資対象

初心者や長期投資家は目新しい商品でなく従来ある一般的な資産を買うべきとしています。それは株式債券不動産(自宅)の3つだといいます。銀行や証券会社が勧める手数料の高い金融商品ではなく、コストの低い分散されたインデックスファンドを積み立てることが推奨されています。

アメリカの書籍であるため不動産(自宅)にも言及していますが、日本の場合は一考する必要があると思います。私は資産としてでは無く、家族の幸せや安定したライフスタイルのためマイホームは欲しいと思っています。

他の書籍でもインデックス投資を学ぶたいなら

インデックス投資は王道と呼ばれる方法を愚直に行うことが成功への近道です。過去に紹介した6冊の本はインデックス投資のベストセラーばかりです。

どれを選んでもハズレのない書籍ですので参考にしてください。

まとめ

投資は単純明快にシンプルにする

情報過多なこの社会において全て鵜呑みにするのではなく、「自分はこうしたほうがいいかも!」と考えるキッカケにしてみて欲しいです。

まずは「投資の大原則」を読んで自分の資産運用の軸を作ってみてはいかがですか?

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次
閉じる