【書評・感想】敗者のゲーム インデックス投資のバイブル 

資産運用や株式投資と聞いて皆さんは何をイメージしますか?

恐らく初心者や未経験者の中には「難しそう」とか「損したらどうしよう」と思う人もいるはずです

しかし、全米で累計100万部を超えるロングセラーの本書「敗者のゲーム」の触れ込みはこう言います

資産運用に難しい専門知識はいらない

私たち医療人でも十分に戦える方法が詰まった一冊です

この記事では著者のチャールズ・エリスからプロ投資家や初心者まで幅広い層に向けて発信された、この衝撃のメッセージを提唱する本書を紹介します

目次

資産運用のキーポイントを押さえる

この本の題名である「敗者のゲーム」の意味は第1章で語られています

それは資産運用において重要なキーワードです

アメリカの運用のプロのほとんどが市場平均を表す指数に負けていると言われています

1992年~2008年までの17年間のデータを見てみるとその確率なんと

平均58.7%にもなります

運用のプロであるファンドマネージャーがこの確率で市場平均に負けているんです

ちなみに個人投資家の成績はもっと悪いとも評されています

投資における勝者と敗者を分ける理由は何でしょうか?

チャールズの解説によると

テニスには2種類のゲームがあり、1つはプロの試合、もう1つはド素人の試合です

この2つはテニスの試合と言う意味では同じですが、全く異なるゲームだと言われています

プロ選手は素晴らしいショットを決めて点を取ることによって勝ち負けを決めるゲーム

ド素人は自らのミスで点を失うことによって勝ち負けを決めるゲーム

両者のゲームは実際に比較・分析されており

プロの試合は得点の80%が自らが勝ち取ったポイントで

ド素人の試合は得点の80%が自らが失ったポイントだったことが分かっています

負けていく投資家達はド素人の試合のように、自らのミスによってパフォーマンスを落としているのです

負けない為に必要なことは、ミスを限りなく少なくすること

これを理解することが資産運用で大きな失敗をしない哲学だと言えます

インデックスファンドが最適解

『敗者のゲーム』ではインデックスファンドは投資のドリームチームと表現されています

その理由は

  • ①相対的に高いリターン
  • ②低コスト
  • ③便利
  • ④不安や後悔を感じなくて済む
  • ⑤運用目的、長期投資方針と言った最重要課題にだけ専念できる

とチャールズは言います

①相対的に高いリターン

プロの投資家でも半数以上が市場平均に負けます

知識やスキルを持つプロが多くの時間をかけて運用したところでインデックスファンドが勝つ確率の方が高く、相対的に高いリターンを出すのです

②低コスト

多くのアクティブファンドが年率1~2%程度の手数料なのに対して

多くのインデックスファンドが年率0.1%前後になります

米国の代表的な指数であるS&P500に連動するETF、VOOは年率0.03%です

継続的に必要とする手数料の高低がリターンの差を広げていきます

③便利

投資のプロであるファンドマネージャーが運用してくれるので管理などほとんどしなくてOKです

④不安や後悔を感じなくて済む

投資をする上で重要なマインド面です

下落時に不安になって売ってしまったり、暴騰時に買い煽りを受け高値で掴んでしまう致命的なミスが減ります

投資する市場の選定をしたら(ここが重要)、自分の本業や趣味に没頭し、数か月や半年に一回確認するくらいで大丈夫です

⑤運用目的、長期投資方針と言った最重要課題にだけ専念できる

とにかく大事なことは、目的を見失わないことです

あなたが資産運用をする理由は何でしょうか?

それさえ決まれば素人が余計な事(売買)をせずに定期的に一定額を積み立てることに専念しましょう

この5つの特徴が、私たち医療人が安心して仕事に向き合いながら資産形成をしていく重要なポイントだと考えます

市場は予測不能

バブルは何故起こるか?

歴史を見ると

1830年代イギリスの運河バブル

1850年代ヨーロッパとアメリカの鉄道バブル

1920年代の自動車バブル

1980年代日本の土地バブル

2000年頃のITバブル

異常な熱狂と暴騰の中には「今回は違う」「今回は大丈夫」といった人間の心理が隠されています

株式の短期的な動きは予測出来ないと言われています

そしてプロの投資家であるチャールズでさえ短期的な株価水準の予想は無意味であると説いています

「あなたの株はあなたに持たれている事を知らない」

その為、長期運用・分散投資・低コストであるインデックスファンドが優れているといいます

人生プランと投資プラン

人生100年時代へ到達しようとしている現在において

あなたは人生プランについて考える事はありますか?

医療人の多くは20~24歳頃から仕事を始め、65歳まで働くとしましょう

40年の医療人生活とほぼ同等の老後が待っています

老後に向けての貯蓄、資産形成を行っていかない事への不安が無い方はいるでしょうか?

医療従事者の最大の特徴は

景気の好不況に大きな影響を受けにくく安定した職業である事です

その為、その他の職業と比べて定額で積み立てていく事が用意であると言えます

例として30歳の私が月々3万円を年率4%で30年間運用したとします

※年率4%はアメリカの代表的な指数S&P500の平均リターン

引用 金融庁ホームページ

元本1080万円に対して運用収益が1002万円計2082万円となります

これだけで老後2000万円問題が解消です

勿論これはシミュレーションですので、全てがこの通りと言う訳ではないですが、歴史を見た場合ではこのような予測が出来るわけです

あなたの今の散財も決して悪い事ではありません

しかし、見つめ直す事もあるかも知れません

人生プランとそれを達成するための投資プランを今一度考えてみるキッカケになる本が

この敗者のゲームです

まとめ

お気づきの方もいらっしゃるでしょうが『敗者のゲーム』はインデックスファンドをごり押しします

それは前述したように

資産運用に、難しい専門知識はいらない

負けない為に必要なことは、ミスを限りなく少なくすること

あなたの株はあなたに持たれている事を知らない

と言った裏付けを元に語られています

ここで紹介した内容はごくごく一部です

まだ読まれていない方は是非読んでみてくださいね

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